今、箪笥や押し入れに眠っている作品・掛軸などはありませんか?  

~ 書き下ろしの作品や古い掛軸・和洋額・屏風 修復・直しetc. ~

☆★  表装のあらゆるお悩み解決します。是非ご相談ください!!  ★☆
四国88ヶ所巡礼の掛軸・和額・屏風・つい立も出来ます

 表装だけでなく色々な雑談も含めた日常まめ知識を記載しております。

まめ知識リニューアルします。


●以前のまめ知識の中から、選りすぐりのものを現代バージョンにアレンジしてUPしていきます。
●少しずつですが、アレンジしていきます。

★まずはこれから『日展』が開催されます。2013年8月のまめ知識からお役に立ちそうなまめ知識から…

改組 第3回『日本美術展覧会』について

『日展』が開催されることとなりました。
審査員の発表も先日行われ、着々と準備がはじまっています。
当社にも開催要綱が届いています。

中でも皆さんからよく質問を頂く頂く『帖』と『巻子(カンス)』について日展の応募規定に沿って当社流を見てみましょう!!


巻子について

要綱の中には『巻子本』と表現されています。
縦32㎝以内・横300㎝以上400㎝以内。と規定されています。
 

折帖について

要綱の中には『帖』と表現されています。
縦32㎝以内・横300㎝以上400㎝以内。帖は開いた横寸法が50㎝以内とすること。と規定されています。

 

『折帖』と『巻子』について

『折帖』の名称、貼り方etc.『巻子』の名称、当社流の種類について見てみましょう。
 

2011.9~10月のまめ知識より『掛軸』について

一文字

よみ・いちもんじ

本紙の上下につけた、掛軸の中でもポイントとなる部分。
他の部分より上質な裂を使い、紙表具においても金襴・銀襴・漆箔などを使います。本紙の中廻とを結ぶ大切な部分で、その体裁と質の良し悪しの影響は表具全体に及びます。着物でいう帶の部分になり、その選には慎重を期すべきところです。

風帯

よみ・ふうたい
大和表具本仕立(行の行)の場合、普通一文字と同じ裂を使う「一文字風帯」が作法です。
仏画表具・二段表具の場合などでは中廻と同じ裂を使う「中風帯」という。普通一文字風帯より品位の一等下がったものとされます。
中国では風帯を「驚燕」「抜燕」と称し、屋外で掛物を鑑賞する習慣の為、燕の飛来防止を目的として取り付けられたところからきているようで、日本ではこれを本式とし「垂風帯」といい、他に風帯を表具に貼り付ける「押し風帯」「貼り風帯」などもあります。

中廻

よみ・なかまわし
単に「中(ちゅう)」ともいいます。本紙の左右の中廻のことを「柱」といい、丸表具のように天地がない場合では中廻の名称を用い、近年「廻り(まわり)」とも称します。表具の「取り合わせ」(表具のデザイン)の良し悪しはこの中廻の適否によるともいえます。

天地

よみ・てんち
中廻の上下にある部分のことで、本尊表具の場合、天地が繋がって中廻の外側を廻るので総縁ともいい、中廻よりも質を下げた無地ものを主に使います。天地は一文字・中廻との相性で決めます。

軸先

よみ・じくさき 
軸・じくということもある。
用材は象牙(ぞうげ)・紫檀(したん)・花梨(かりん)・角(つの)・竹・塗り物・金属・水晶・陶品などがある。形は切軸・短撥・利休形・朝鮮撥・変り形などです。
用材・形も様々あり、本紙の内容・表具の型式に従って最も相応しいと思われるものを選ぶ。例えば神仏に関係があるものには角材や獣ものを使用しない、変り形軸は文人表具に向く等です。

発装

よみ・はっそう
表具の上の木で、ここに鐶(かん)を取り付ける。表具の大きさによって太さ・長さなど適宜決める。形も種々に変え、文人風には、角型・茶掛風は三角型・通常は山がなだらかな蒲鉾型などにする。他に「八双」「表木」などの名称がある。

よみ・つゆ
「垂風帯」の左右につけた小さい房のような糸のことをいう。白い糸を「露」 色物の糸を「花」 浅黄色の糸を「水」と称します。

よみ・すじ
仏仕立などで天地・中廻・一文字の間に入れる細い線のことをいいます。他に「細へり」「沈め(み)」などと呼びます。本尊表具では普通中廻の内側の筋を浅黄、外を紫にします。他の色でも構いません。

よみ・ひも
掛緒・巻緒に用いる「紐」で、掛け緒は表具を掛ける時に使う紐で巻緒は掛緒に取り付けておき表具を巻く時に使う「紐」。紐の長さ・太さ・色などは表具に応じて選定します。

よみ・かん
紐を通して結ぶ「鐶」で座金と紐を通す釘からなる。表具の代償によって大きさを選ぶ。色は銀古味・素銅が多く、座金の形は菊や梅の花形が多く使われます

 

 

★☆掛軸・各部の名称☆★


 

 

掛物の様式を大別すると、中国から伝わったままの型式である文人表具と日本で独自に案出された大和表具の2つがあります。それぞれを少しみてみましょう!!
【文人表具】
◆明朝(ミンチョウ)仕立◆
表具の両端に細い縁をつけた様式。この縁を通常、明朝と呼び、その幅は2分(0.61㎝)~5分(1.52㎝)、それ以上の太さにしたものを太明朝といい、主に「支那表具」に用いられます。この明朝を丸表具や見切表具に取りつけることがあります。
◆丸(マル)表具◆
「袋仕立」ともいい、天地に別の裂地を用いずに、一種類の裂で本紙の周囲を囲んだ様式です。見切の中縁を略し、風帯・一文字も略します。また本紙の周囲を筋で囲む「筋入丸表具」もあります。
◆見切(ミキリ)表具◆
「見切仕立」ともいいます。天地を総縁のように廻し、中縁を一文字と同様の扱いにしたもの。左右の縁の広いものを幢褙見切、狭いものを輪褙見切といい、丸表具に一文字をつけたものといってもよいでしょう。
文人表具は以上の他に…天地・一文字・風帯を同一色にして境に筋を入れた「唐表具」、左右の柱が天地を貫き通した「太明朝表具」、左右の柱に風帯と同一の裂を用いた「円窓(エンソウ)」、幅の狭い本紙を輪補仕立にして風帯をつけた「柱隠(ハシラカクシ)」、台表具を連ねた「連台表具」など…本紙の内容や扱い、用途に則したいろいろな変型の様式があります。
【大和表具】
真・行・草の三体はそれぞれ真を表褙(ヒョウホエ)、行を幢褙(ドウホエ)、草を輪褙(リンホエ)と区別されています。

◆真◆
一般に“仏仕立”と呼ばれている型式です。別名「神聖表具」「中尊表具」「本尊表具」ともいわれ、仏画・頂相・題目・墨蹟などの仏教に関わる書画の表装に用いられます。鑑賞用ではなく、礼拝・儀式のための本紙に相応しい重厚な型式です。
◇真の真◇一文字、中縁、総縁のすべてが本紙を廻って囲みます。
◇真の行◇真の真の一文字のみ廻さないで普通の状態にします。
◇真の草◇真の行の一文字のみを取り外したものです。
 
 
 
 
 

◆行◆
純日本式で一般にもっとも多く用いられる型式です。他に「堂褙」「道補絵」とも書きます。柱の幅の寸法によって区別されます。柱の幅が2寸(6.6㎝)位のものを幢褙、7分(2~3㎝)以下の幅のものを輪褙といい、その中間のものを半幢褙といいます。
◇行の真◇神社・神道に関わるものの表具や、帝釈人物や聖人君子像などの本紙を表装する型式です。大和絵や重厚な書などに合う型式です。
◇行の行◇通称「本仕立」「大和仕立」「本表装」ともいいます。最も用途の多い型式で、絵画では風景・花鳥・静物画など広範な分野によく調和します。純日本風の上品で華麗な型式のため、南画・文人画・中国詩文などには相応しくないものです。
◇行の草◇「二段仕立」ともいい、行の行では派手すぎる場合に用います。文人表具の要素を加味して創製された日本表具です。和風のものの他、文人風・中国風のものにも合います。

◆草◆
「聯褙」「輪絵」ともいいます。現在は普通「輪褙仕立」をいい、幢褙の中縁の左右の柱をごく狭くした型式です。一般的には草の真はないとされています。
◇草の行◇清麗で質素な感じのする型式です。
◇草の草◇草の行より一文字と風帯を略した型式で、さらに簡素にした茶掛です。茶掛は瀟洒な形が喜ばれますので、草の草が多く使われます。現在、茶掛というと輪補仕立が一般的です。
◆台表具(台貼表具)◆
斗方画など小型の作品を台紙に貼り、適当な大きさにしてそれぞれ内容に合う表具とする様式です。
◆刳貫(クリヌキ)表具◆
台表具から工夫された様式です。裂地の幅の広いものを用いて本紙の部分だけを切り取り、そこに本紙を嵌めて表装したものです。刳り貫いた所に色紙や短冊を貼ったものも刳貫表具です。

 


HOME | まめ知識